さぁ、しゃんとせぇ。行くでぇ

「なんで、だんじりはグネグネといろんな道行くんやろなぁ?」と子どもに聴かれて。それはなぁ、だんじりの山車を引っ張り回すやろ、そしたら地面が固まって悪いことが起こらへんと言うことやなぁ。

地鎮祭って知ってる。あれと同じで、その土地を鎮める意味があるんヨ。京都の祇園祭にも山車が出るヤロォ。あれは学問の神様と呼ばれている菅原道眞公、天神さんやね。あの人悪い人たちに京都の町を追われて、その後悪いことが京都の町で続けて起こって。それは非業の死を遂げた人たちの「みたま」がたたり、災いを起こしてるんだと。

それでその霊を鎮めるために、山車を曳いてなぐさめてるんだよ。神戸の地震の時にもたくさんの人が非業の死をとげたからね。その人たちの霊がだんじり観たら、アァ嬉しいなぁとおもうやろ。

子どもに言うと「おっちゃんは先生なんか」と。ちゃうけどね、それくらいのことは知ってるねん。

君らが生まれる10年以上前に神戸で起こった大震災、あの東北や熊本の地震と同じやで、 神戸の町もめちゃくちゃになったんやから。おっちゃんのマンションは2階と3階がペシャンコ。

「おっちゃん、ヨォ生きとったなぁ」「ホンマに神戸で地震あったん?」あったヨォ、そんな会話を小学生としながら午後は、山側へ。令和元年5月3日午後2時

ご祝儀を戴くとこうして、山車の前部分をあげます
郡家さんのだんじりと対面

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